事例で学ぶ!パワハラの定義&パワハラ上司の傾向と対策公開Vol.9!

●9話 タイトル:パワハラ帝国崩壊の序章。塗り固めた嘘の綻び

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<前回のおさらいと今回のポイント>

“ガン”で苦しむ父親の元に帰る際も容赦なくパワハラを仕掛けてきた阪田氏のエピソードを記載した。
そんな中、我々が生きる日本のケータイ電話業界は黒船“i-Phone”の登場によって急速に大きく変化することを余儀なくされ始めた。

それまで世界に誇っていたハイテク二つ折りケータイは独自の進化を遂げたガラパゴスに例えられガラパゴスケータイ=ガラケーと揶揄された。

ライバル企業が次々とケータイ電話開発事業を縮小していくなか、自分たちの会社にもついに新聞に外資系企業への吸収合併がすっぱ抜かれた。

今回は、パワハラ上司(阪田)が自分の立場を守るため、嘘を塗り固めながら崩壊していく様を書いていきたい。。。

 

<吸収合併に向けた嘘の塗り固め>

ブー、、ブー、、ブー、、


デスクの上の私のケータイにショートメッセージが届いた。斜め前に座っている阪田からのメッセージだ。
阪田は用心深く、秘密の話をしたい際はどんなに近くにいてもショートメッセージを送ってきた。
阪田をチラリとみると席をたって歩き始めていた。
メッセージには数字の“4”だけが送られていた。
これは“4階の喫煙所に来い”という意味の込められたメッセージなのである。

ビルの4階の喫煙所に行くと先に出ていた阪田が煙草をふかしながら待っていた。

「鈴木さん、吸収合併の記事見ましたか?」

当然その話だろうと思っていた。

「はい。びっくりしましたが、、、、」

阪田は私の言葉を最後まで聞かずに続けた。

「その件で、上のものと話したんですけどね。我々の部署で持っている資産、整理が必要なんじゃないかと」
「はぁ。具体的になんでしょうか?」

私は阪田が何を言いたいのか分からなかった。

阪田はイラッとした表情になり私を怒鳴り始めた。

「吸収する側は外資系だと新聞に書いてあったでしょう?合併されたらコストカットされるに決まってるるでしょうが!!」

私は、ハッとした。

「鈴木さん、あんたうちの部署で抱えているサーバー、何台あって毎月いくらかかってるのか知ってるでしょ!」

そう、うちはケータイ電話向けのサービスをする為に自前でサーバを16台ほど抱えていた。
しかし、その維持費の高さから、以前クラウドへの移行を阪田に提言した際に

『資産を手放すのはバカのやる事だ。』

と罵倒されたことがある。

しかし、阪田はそんな過去の事はお構いなしに私を攻め立てた。

「鈴木さん、なぜサーバのクラウド化を進めなかったんですか?」


呆れて何も言えなかった。

その日のうちに阪田に命ぜられるまま、私はサーバのクラウド移行の試算と計画書を書き上げ、阪田と共に副社長と経理部長に承認を得るために説明に回った。
阪田の計画は先に副社長に承認をもらい、予算決裁者で厳しい判断基準を持つ経理部長には“副社長承認済み”でクラウド化を押し通す算段であった。

 

<経理部長VSパワハラ上司>

副社長への説明は和やかに進んだ。副社長はほぼ阪田の言いなりのようで肝心の話は“うんうん。分かる分かる”と軽い相槌ばかりだった。ハンコも軽ーくポンと押した。
次は難関の経理部長だ。

阪田が副社長の時と同じ感じで経理部長に説明を始めた時だった。

「阪田君、ちょっと待て。そんな話はいいから、何故今になってクラウドにしたいんだ。その心はどこにある?」
阪田の額に汗がにじんだ。
「もうすぐこの会社が吸収されるかもしれないって報道出たよね。それが事実かは誰も知らないんだよ。我々経営陣もだ。」
「はっ。」
阪田がおとなしくなる。
「言いたいことはわかるが今必要なのか?そもそも、会社がこんな時期に経費の掛かるサーバも事業もやめるって選択肢も考えるのが先なんじゃないの?」
阪田の額から汗が噴き出している。
おかしい。
「すいません部長。考慮不足でした。出直してきます。」
阪田があっさり引いた。

 

<阪田が事業をやめられない理由>


後で知ったことだが、阪田はコンプライアンス違反をしていた。
ケータイ電話向けサービスの企画は本来私がやっていたのだが、私を陥れ、そのポジションを奪った阪田は第4話でも出てきたフリーランスプランナーの安西に企画業務委託を月額20万円で発注していた。
しかし、安西からは企画の納品物が来たことはない。

つまり納品物のない支払いをやっていたのだ。

安西からは“企画一式”とだけ書かれた一枚の納品書が届くだけだった。
安西には直接発注ではなく、大手広告代理店をトンネル会社として通して発注しており、安西から阪田へ謝礼金が毎月バックされていたのだ。
会社がどんな状況にあろうと、会社の金に手を染めていたのである。
簡単にはやめられず、またコストカットの対象になって調べ上げられるのを恐れていたのである。

 

<吸収合併の実態>

結果的に、外資系会社への吸収合併は行われることはなかったが、全社員が集められ社長から説明があった。

・これから1年を目途に、会社はケータイ電話開発事業から撤退し清算する。
・社員は親会社もしくは関連会社への出向、転籍とする。


この説明会を聞いた時、多くの社員が社長に詰め寄った。
“もうケータイ電話開発に関わっていくことはできないのか?”と。。
私は怒りや悲しみに満ちた社員たちの声を聴きながら、パワハラ上司と決別する日が近い事を感じ、むしろ希望を抱いてしまった。

 

<最終回に向けて>


いよいよ次回が最終回になります。
私(鈴木)と阪田の運命はどうなるのか?
阪田には思いもよらぬ天罰が下ります。
もちろん私は天罰だけでは満足しません。阪田にはこれまでの清算をたっぷりとして頂くための仕掛けもいれます。
ご期待ください!

 

 

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